夏休み遊びすぎて焦っているあなたへ
大学3年生の夏、遊びやアルバイトに没頭して気づいたら夏休みが終盤。
「就活でアピールできることがない!」と焦り始める人は少なくありません。
実際に私自身も、毎日遊びに出かけ、家ではゲーム三昧。大学院進学は考えておらず、就職活動をしなければならないのに、夏休み最終週に入って急激に不安に襲われました。
焦りすぎて何事にも手がつかなくなるほどの状態でした。
そんなとき、何となく立ち寄った本屋で出会ったのが 「ITパスポート」 という資格でした。
ITパスポートとは?簡単で短期間で取れる国家資格
ITパスポート試験(通称iパス)は、情報処理推進機構(IPA)が実施する国家資格。
内容は「ITの基礎知識」を幅広く問うもので、専門的なプログラミングや深い技術知識は不要です。
どんな内容が出題される?
- 経営やマネジメント(企業活動・会計・法律など)
- IT基礎(ネットワーク・セキュリティ・システム開発の流れ)
- 数学・論理分野(確率・統計・2進数・アルゴリズム)
つまり、社会人として必要なIT基礎力を持っているかを確認する試験です。
なぜ理系、特に電気系設計者におすすめなのか?
電気系の学生なら、出題範囲の約4割はすでに大学で習った内容です。
私が立ち読みしたテキストの後半は、確率・2進数・簡単な数学といった基礎的な内容で、「これならほとんど勉強せずに解ける」と確信しました。
理系学生なら目安学習時間30〜50時間と言われるところを、半分の15〜25時間で十分。
実際に私は 3日間で集中学習 → 4日目に受験して合格 しました。
国家資格でありながら、理系にとっては「簡単に取れる」「短期間で終わる」というのが最大の魅力です。
いつでもどこでも受験できる
ITパスポートはCBT方式(パソコン試験)で、全国のテストセンターから受験場所を選べます。
- ネットから申込み可能
- 空きがあれば翌日でも受験できる
- 受験日は自分で選べる
つまり、夏休みの終盤に「今すぐ何か実績が欲しい」と思ったときでもすぐ挑戦できます。
※注意点として、会場予約は必要です。勉強を始めるのと同時に、試験会場の空き状況をチェックして予約しておくのがベストです。
私の体験談:夏休み最終週からの逆転
大学3年の夏休み最終週。
私は遊びすぎて焦り、何もできない状態になっていました。
そんな中で出会ったITパスポート。
「情報系の資格=自分には関係ない」と最初は思っていましたが、就活では資格そのものよりも、それを取ろうとした姿勢や行動力が評価されると気づいたんです。
「電気設計を専門にしているけど、将来は他部門とも関わる。だからITの基礎を学んでおこう」
そう考えると、ただの入門資格が「先を見据えて行動できる学生」という強力なアピールポイントに変わりました。
結果として3日間の詰め込み勉強で合格し、面接では
- DX時代に必要なIT知識を先取りして学んだ
- 専門外の分野にも自発的に挑戦した
- 計画して短期間で成果を出せる行動力がある
と評価され、最終的に 大手電機メーカーの設計職として内定を得ることができました。
就活でのアピール方法
ITパスポートを就活で活かすなら、資格そのものを誇るより「取り組んだ理由」を伝えるのが重要です。
面接での回答例
- 「専門外の知識を積極的に学ぶため、夏休みの終盤にITパスポートを取得しました」
- 「電気設計が専門ですが、大企業では情報部門や経営とも関わると考え、基礎を理解することが重要だと思いました」
- 「DX化が進む中で、IT知識を持った設計者として貢献できると考えています」
このように語れば、**「将来を見据えて行動できる人材」**として評価されやすいです。
教材・勉強法のおすすめ
ITパスポートは「広く浅く」の試験なので、分厚い参考書は不要。
おすすめ教科書
- 【令和7年度】 いちばんやさしい ITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集(Amazon)
6年連続売り上げ一位のこの教科書を使用すれば問題ないです。
私もこの教科書を使って合格しました。
正直どの教科書も大きな差はないので、特にこだわりがなければこちらの教科書でいいでしょう。
勉強法
- 過去問を解いて全体像を掴む
- 間違えた分野だけテキストで補強
- 単語などの暗記必要箇所だけメモする
- 暗記必要箇所を繰り返し読む
これで十分合格ラインに届きます。
まとめ
- 夏休み遊びすぎてもまだ間に合う
- ITパスポートは 簡単・短期間・どこでも受験可能 な国家資格
- 理系なら既に知っている内容が多いので、3日〜1週間の勉強で合格可能
- DX時代に「電気+IT」の人材は大企業で特に重宝される
- 体験談をガクチカとして語れば、面接で大きなアピールポイントになる
「夏休み最後に一瞬でガクチカを作る」方法を探している人には、ITパスポートこそ最適です。